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世界一のポスター「能登」の刷り出しチェック |
昭和30年代から40年代は高度経済成長が続き、ポスターやカレンダーなど産業社会が求める印刷の需要が急速な伸びをみせていた。そんな折、当社制作の観光ポスター「能登」(仁江海岸の落日)が昭和37年度観光ポスターコンクールの最優秀賞に選ばれ、世界観光ポスターコンクールでも第1位の栄誉に輝いた。ほかにも当社の技術力・企画力が認められ、当社制作の観光ポスターやカレンダー、ポストカードは毎年のように賞を受賞した。 |
【当時のポスター】 |
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1963年 |
1965年 |
1964年 |
1953年 |
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昭和48年に完成した東京支店ビル |
昭和43年(1968)1月1日、吉田次作商店は「ヨシダ印刷株式会社」と社名を変えた。60年以上呼び慣れた名前ではあったが、吉田次作商店では、印刷業を主体とする会社であることが理解しにくいことから、「時代に相応しい商号」「印刷業が主体であることを明示した商号」として新社名を「ヨシダ印刷株式会社」とした。
社名変更の前年昭和42年(1967)10月には、かねてよりの念願だった本社工場の増築が完成。これで温度や湿度の調整・管理も可能になった。また12月には、北陸初となるオフセット輪転機も導入され、一同気を引き締めて、激化する競争に臨んだ。一方東京支店では昭和48年(1973)10月、下町の墨田区亀沢に、長年の夢だった支店ビルが完成した。
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観光ポスター「能登」 |
世界一の観光ポスター「能登」
珠洲市仁江の仁江海岸の落日と、海苔採りの風景をモチーフに、黒い岩礁と金色に輝く海を強調したもので、日本海にしか見られない夕陽を観光客に印象付けることを狙いとした。写真は昭和37年3月27日御園直太郎氏(写真家・金沢市)がビューカメラで撮影し、当社がプロセス製版オフセット6度刷りした。
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