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ノベルティ制作の基本!目的や選び方などシーン別おすすめグッズ紹介

ビジネスシーンにおいて、展示会、社内イベント、営業活動など、さまざまな場面で活用される「ノベルティ」。

「展示会で自社ブースに多くの人を呼び込みたい」
「周年記念や社内イベントで社員のエンゲージメントを高めたい」
「営業訪問の際に好印象を残し、次の提案につなげたい」

このように目的は多岐にわたりますが、「とりあえずボールペンやエコバッグを作っておけばいいだろう」と安易に選んでしまうケースは少なくありません。
しかし、ターゲットや配布シーンに合っていないノベルティは、受け取ってもらえなかったり、オフィスや家庭の引き出しに眠ったままになったりと、せっかくの予算と機会を無駄にしてしまいます。
本記事では、ノベルティ制作の基本として、配布する目的から失敗しない選び方の「4つの軸」、景品表示法や知的財産権などの注意点、外注業者の選び方、そして利用シーン別のおすすめグッズまでを網羅して詳しく解説します。

ノベルティとは?

ノベルティ(Novelty)とは、企業、大学などの団体や個人商店が、知名度向上、集客、ブランディング、あるいは感謝の記念として、無料で配布するオリジナルグッズです。マーケティングツールの1つであるため、団体名やロゴ、商品名などが入ったアイテムを配布することが多いです。

ノベルティを配布する目的とは

ノベルティは単なる「無料のプレゼント」や「サービス品」ではありません。活用するシーンによって、企業に大きなマーケティング効果やインナーブランディング効果をもたらします。
まずは、ノベルティを配布する主な3つの目的を整理しておきましょう。

① 認知拡大とブランディング(展示会・営業)

会社名やサービスロゴ、コーポレートカラーが入った実用的なノベルティは、受け取った相手のデスクの上や日常シーンで継続的に目に入ります。
これにより、心理学で言う「単純接触効果(ザイオンス効果)」が働き、企業名やブランドに対する認知度と親近感が自然と向上します。特にBtoBマーケティングにおいては、すぐに受注に至らなくても「〇〇といえばあの会社」と潜在顧客の記憶に残しておくことが、将来的な引き合いを生む大きな一手となります。

② 集客や商談化の「きっかけづくり」(展示会・店舗イベント)

イベントや展示会において、ノベルティは来場者の足を止め、自社ブースへと呼び込むための強力なフック(きっかけ)になります。
広大な会場の中で「アンケートにご協力いただいた方に〇〇をプレゼント!」「名刺交換で〇〇をお渡ししています」といった条件を設定することで、心理的ハードルを下げ、スムーズに名刺獲得やリード(見込み客)情報の収集を行うことができます。また、ノベルティの手渡し自体が、担当者が声をかけ会話を始める絶好の口実となります。

③ 社員エンゲージメントの向上(社内イベント・周年記念)

周年記念や入社式、総会、祝賀会などの社内イベントで配るオリジナルグッズは、社員の「組織エンゲージメント(愛社精神・自社への愛着)」を高める大きな効果を発揮します。
企業の理念(フィロソフィー)や周年ロゴがデザインされた質の高い記念品を贈ることで、会社への帰属意識や「組織の一員である」という誇りが生まれます。単なる社外向けマーケティングにとどまらず、社内の一体感を醸成するインナーブランディングツールとしても非常に有用です。

失敗しないノベルティ選びの「4つの軸」

ノベルティ制作でよくある失敗は、「渡す目的や相手を考えずに、好みや安さだけで選んでしまうこと」です。受け取る側にとって魅力的で、かつ企業側の目的を果たせるノベルティを選ぶために、以下の「4つの軸」を意識して選定を進めましょう。

失敗しないノベルティ選び_4つの軸.png

① ターゲット

「誰に渡すのか」を明確に定義することが最優先です。
一般の来場者や学生:軽くて持ち帰りやすく、日常使いできるポップな雑貨
ビジネスパーソンや決裁者:デスク周りで使える洗練されたステーショナリーやガジェット
自社の社員や内定者:特別感があり、日常業務や生活で誇りを持って使える高品質なアイテム
ターゲットの属性(年齢、性別、職種、生活スタイル)に寄り添わないアイテムは、せっかく渡しても活用されずに終わってしまいます。

② 配布シーン

「どこで、どのように渡すのか」という配布環境を考慮しましょう。
広い展示会場:大きな荷物にならない「コンパクト・軽量」なもの、または他社の資料をまとめて入れられる「トートバッグ類」が好まれます。
着座での商談や周年パーティ:箱に入った高級感のあるアイテムや、重さがあっても質感の良い記念品が適しています。
持ち帰りづらい大きすぎるものや重すぎるノベルティは、受け取りを辞退されたり、途中で捨てられたりする原因になるため注意が必要です。

③ 実用性

ノベルティが使われずに捨てられてしまう最大の理由は「使い道がないこと」です。
オフィスや自宅で「日常的に使いたくなるもの」「いくつあっても困らないもの」を選びましょう。ボールペン、エコバッグ、タンブラー、スマホスタンドなどは実用性が高く、手元に残る確率が極めて高いアイテムの代表例です。

④ ブランドイメージ

ノベルティは企業の「顔」となる存在です。自社のブランドイメージや企業の姿勢(ビジョン・ミッション)と乖離したノベルティは避けるべきです。
例えば、環境保護や社会貢献を掲げている企業が使い捨ての安価なプラスチック製品を配ると、ブランドイメージを損ねる恐れがあります。また、近年では、企業の環境配慮姿勢を示すために「バンブーファイバー(竹繊維)」や「再生PET」などのサステナブル素材を採用する企業が増えています。このように、社会的なトレンドも踏まえたアイテムを選定することでブランドイメージを向上することにつながります。

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エコな紙製ノベルティ_ブログ記事リンク.jpg

制作時の注意点

ノベルティを制作・配布する際は、デザインやコストだけでなく、法令遵守(コンプライアンス)の観点が極めて重要です。知らないうちに法律違反とならないよう、特に配慮すべき2つのポイントを解説します(※2026年8月時点)。

① 景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)

正式には、不当景品類及び不当表示防止法といいます。
実際より良く見せかける表示や、過大な景品付き販売を用いて悪質な商品・サービスを提供し、一般消費者が不利益を被ることがないよう取り締まる法律です。
ノベルティは景品表示法における「景品類」に該当する可能性があり、配布方法によって提供できる景品の最高額や総額に制限が設けられています。景品類は主に以下の2種類に分類されます。

総付景品(そうづけけいひん)

懸賞(抽選等)によらず、「条件を満たした人もれなく全員」に配布するノベルティです。

(例:アンケート回答者全員、ブース来場者全員へ配布)

  • 取引価額が1,000円未満の場合(入場無料の展示会や、名刺交換のみの場合含む)
    →景品の上限額は200円
  • 取引価額が1,000円以上の場合(商品購入者や有料セミナー受講者など)
    →取引価額の2/10(20%)まで
     例:参加費5,000円のセミナーなら上限額は1,000円

<注意ポイント>

景品表示法は一般消費者を対象としているため、企業間で完結する取引には適用されません
ただし、最終的に一般消費者の目に触れる機会がある場合は注意が必要です。

無料で誰でも入場できるBtoB展示会で「ブースに来て名刺をくれた人全員」に配る場合でも、取引が発生していない(取引価額1,000円未満)に該当する単価200円以内に抑えるのが安全です。

一般懸賞(いっぱんけんしょう)

くじ引き、じゃんけん、コンテストの順位など、「抽選や勝敗によって一部の人だけに渡す」場合のノベルティです。

(例:ブースでの名刺抽選会、ビンゴ大会の景品)

  • 取引価額が5,000円未満の場合
    →最高額は取引価額の20倍まで
  • 取引価額が5,000円以上の場合
    →最高額は10万円まで

<注意ポイント>

限度総額もあり、これは懸賞に係る売り上げ予定総額の2%です。
また、自社の社名やサービスロゴをプリントした「名入れボールペン」や「名入れカレンダー」などは「広告宣伝物」とみなされ、景品制限の適用外となるケースがあります。

② 知的財産権(意匠登録・商標登録など)

ノベルティを制作する際、他者の権利を侵害しないよう知的財産権への配慮が不可欠です。違反した場合、商品の差し止めや損害賠償請求、企業の信頼失墜につながります。

意匠登録(意匠権)への配慮

意匠権とは、物品の「デザイン(形状、模様、色彩など)」を保護する権利です。

<注意ポイント>
他社が意匠登録している有名なプロダクトや雑貨のデザインをそのまま模倣してノベルティを製造・配布することは権利侵害になります。ノベルティ制作会社が提供する既成のベース商品を利用するか、オリジナル形状で作る場合は他社の登録意匠と類似していないか確認が必要です。

商標登録(商標権)への配慮

商標権とは、自社の取り扱う商品やサービスを他社と区別するための「マークやネーミング(ロゴ、文字、キャラクターなど)」を保護する権利です。

<注意ポイント>
有名ブランドのロゴ、アニメや映画のキャラクター、他社が商標登録しているキャッチコピーやサービス名を無断でプリントしてノベルティを作成・配布することは厳禁です。
また、自社が新しく作ったノベルティ用のキャラクターやイベントロゴであっても、すでに他社によって同一・類似の商標が登録されていないか事前に特許庁のデータベース(J-PlatPatなど)で調査しておくことが安全です。

外注先業者の選定

ノベルティ制作をスムーズに進め、納得のいくクオリティで納品してもらうためには、パートナーとなるノベルティ制作業者(外注先)の選定が成功の鍵を握ります。
業者を選ぶ際は、以下の4つの確認ポイントを比較・検討しましょう。

業者選定時のポイント4つ.png

確認すべきポイント

①予算(見積もりの明瞭さ)

単に「商品単価」だけで比較するのではなく、印刷代(名入れ費用)、版代(印刷用の型代)、送料、包装代(個別OPP袋入れなど)を含めた「総額見積もり」を確認しましょう。一見単価が安く見えても、版代や送料が高額でトータルコストが膨らむケースがあります。

②数量(ロット数と柔軟性)

自社が必要とする数量に対応しているか確認します。
社内イベントやVIP向け:数十個〜100個程度の小ロットに対応しているか
展示会向け:数千個〜数万個の大量注文の際に割引が適用されるか
業者によって最小発注個数(最小ロット)が異なるため、自社の予定配布数に適した業者を選びましょう。

③納期(制作ラインとスケジュールの確実性)

発注から納品までの所要日数を確認します。通常、ノベルティ制作は「商品発注 → デザイン校正 → 印刷加工 → 検品・出荷」の工程を経て、発注から3週間〜1.5ヶ月程度かかります。
さらに商品発注前に、「アイテム選定→見積り→社内稟議→発注」といった工程もあります。
展示会やイベントの開催日は動かせないため、最初に全体的に余裕を持ったスケジュールを作成するだけでなく、万が一のスケジュール遅延時に備えた対応ができるかどうかも判断基準とすると安心です。

④制作アイテム(ラインナップ)

取り扱いアイテムの豊富さはもちろんですが、予算とターゲットに合うアイテムがラインナップされているか、企業イメージに合うか、先述の「4つの軸」と照らし合わせてマッチする発注先を選びましょう。アイテムの選定や仕様に悩んだ際は、自社が希望するイメージに合わせて素材や印刷方法といった詳細仕様も包括して提案してくれる、専門知識のある業者を選ぶのも1つの手段です。

シーン別おすすめグッズ

ノベルティグッズイメージ.png

ここからは、実際のシーンに応じたおすすめのノベルティグッズを具体的にご紹介します。

シーン①:展示会・イベント(目的:集客・認知拡大・名刺獲得)

展示会では「会場内での持ちやすさ」「受取時の気軽さ」「低単価で大量に配れること」が最も重視されます。

グッズ名特徴・おすすめの理由
不織布
コットントートバッグ
他社の配布資料もまとめて入れてもらえるため、会場内で自社ロゴを持ち歩いてもらう「歩く広告塔」になる。
名入れボールペン

定番中の定番アイテム。書き味に定評のあるブランドペンや、SDGsをアピールできる竹・コーヒーかすを配合したエコ素材など種類が豊富。
A4クリアファイル

自社のカタログやパンフレットを挟んで渡せる。印刷面積が広く、視覚的な訴求力が抜群。
メモ帳

用途に合わせたサイズ展開が多く、誰にでも手元に置いてもらいやすい。
除菌スプレー
ウェットティッシュ
衛生用品は誰に渡しても喜ばれ、カバンに入れて持ち歩いてもらえる万能アイテム。

 

シーン②:社内イベント(目的:周年記念・周年パーティ・表彰式)

周年事業や全社イベントでは、社員への感謝を伝えるとともに、会社への愛着(エンゲージメント)を醸成する機会となります。そのため、「特別感・高級感」「会社への愛着を高めるデザイン」が求められます。

グッズ名特徴・おすすめの理由
真空ステンレス サーモタンブラー

保温・保冷に優れ、オフィスや自宅でのデスクワークで毎日使える。ロゴをさりげなく印字すると日常使いしやすい。
高級ハードカバーノート

重厚感があり、ビジネスシーンで使っていても恥ずかしくない高品質なノート。箔押し、空押しロゴがおすすめ。
モバイルバッテリー
ワイヤレス充電器
実用性の高いガジェット類。周年記念品や達成記念として社員の満足度が高い。
アパレル
(Tシャツ・ハンカチなど)
イベント当日のユニフォームとしても着用でき、社内の一体感や組織エンゲージメントを高める。
ブランド万年筆
高級ボールペン
表彰者や永年勤続者への特別贈答品に。名入れを施すことで一生ものの記念品になる。

 

シーン③:入社式・内定式・ウェルカムキット

入社式や内定式で手渡す「ウェルカムキット」は、新入社員の不安を和らげ、「この会社に入社して良かった」というエンゲージメントや入社モチベーションを高める効果があります。

グッズ名特徴・おすすめの理由
レザー調 IDカードホルダー

入社初日から毎日身につける必須アイテム。上質な質感で歓迎の気持ちを表現。
レザー調名刺入れ

新社会人の第一歩に欠かせないビジネスツール。シンプルで飽きのこないデザインが好評。
PCスリーブバッグ
(パソコンケース)
支給されるノートPCの持ち運びに。ハイブリッドワークを推進する企業に人気。
オリジナルマグカップ

オフィス内のカフェスペースや自席で利用。同期とお揃いで使うことで社内コミュニケーションのきっかけに。

 

シーン④:営業活動・訪問挨拶

営業担当者が手土産として持参するノベルティは、「手軽に受け取れること」「デスク周りに置いて自社を日常的に思い出してもらえること」がポイントです。

グッズ名特徴・おすすめの理由
卓上カレンダー

1年間ずっとデスクの上に置いてもらえるため、接触頻度と認知効果が最も高い。
付箋セット
ブロックメモ
オフィスで誰もが使う実用品。場所をとらず、担当者の手元に長く残る。
個包装ドリップコーヒーパック

「お打ち合わせの際にお召し上がりください」と添えて渡しやすく、軽くて持ち歩きやすい。
スマホスタンド
パソコンクリーナー
IT系・BtoB訪問で特に好評。デスクに置いてもらえるため長期的に思い出してもらえる機会が増える。

まとめ:目的に合わせたノベルティで効果を最大化しよう

ノベルティ制作は、単に「物を配る」ことではなく、「顧客との接点を作り出すマーケティング施策」であり、「社員の帰属意識を高めるブランディング施策」です。

  1. 配る「目的(認知拡大・集客・エンゲージメント)」を再確認する。
  2. 「ターゲット・配布シーン・実用性・ブランドイメージ」の4軸で選ぶ。
  3. 景品表示法や知的財産権(意匠権・商標権)などの法的ルールを遵守する。
  4. 予算・納期・数量・印刷品質を見極めて最適な外注業者を選定する。

このステップをしっかり踏まえて制作を進めることで、費用対効果の高い素晴らしいノベルティが完成します。
YPGでは、上記4点を抑えながら、各企業様に合わせたオリジナルグッズを多数ご提案した実績があります。ノベルティの制作を検討している方やご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。



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執筆者
M.S
ヨシダ印刷株式会社
マーケティンググループ M.S
印刷会社の営業を経て、自社オリジナルブランドを設立。
新商品開発からWebマーケティングまで幅広く担当。
  

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