紙のレーザーカットで「まるで紙じゃない」魅力的なツールを実現!
「切り絵御朱印」をご存知ですか?
10年ほど前からブームとなった御朱印の進化系として、2020年から配布され始めた「切り絵御朱印」は、写真映えするアートなデザインと、季節やイベントごとに絵柄が変わる「今だけ限定」効果が相まって、一躍人気に!
従来取り込めなかった新しい客層も広がり、現在も多くの寺社仏閣が販売しています。
切り絵御朱印の繊細で美しい切り抜きを実現しているのが、紙のレーザーカット加工。
ただの紙を「まるで紙じゃないみたいな繊細な作品」に仕上げることができる加工です。
この記事では、レーザーカットの基本から活用シーンまで、加工事例を交えながらご案内させていただきます。
活用次第では、次なるブームが生まれる火付け役になれるかも?ぜひご一読ください。
微細な加工を実現!紙のレーザーカットとは?
レーザーカットは、その名の通りレーザーを照射してカットする加工方法です。紙だけではなく、アクリルや木、板金加工などにも一般的に用いられています。
紙の抜き加工には、専用の型をつくって一気に切り抜くトムソン加工や、ペン状のカッターを走らせて切り抜くカッティングプロッター加工などが存在しますが、これらはあまり細かい切り抜きには向いていません。
対してレーザーカットは、弊社保有機械で最小0.3mmの微細な加工が可能。
当然、カットできる形状が広がるので、デザインの幅もより広がり、今までになかった新しいアイデアにつながります。
レーザーカッターでできること
レーザーカッターは、レーザーの強さを変えることで「切り抜く」「彫刻する」の2種類の加工を表現することができます。
切り抜く
レーザー照射が紙を貫通することで「切り抜く」加工になります。
最小0.3mm幅で切り抜くことができます。柄や文字をはっきり見せたい場合に向いています。
切り抜く柄がすべてつながっていないといけないので、精密なデータ作成が必要です。
また、デザインによっては切り抜くことで曲がりやすく、折れやすくなる場合もあるので、必ず実際の紙でテストカットを行い、強度を確かめることをお勧めします。
彫刻する
紙を貫通しない強さでレーザー照射すると、紙が削れて「彫刻する」加工になります。
ハーフトーンを使いたい場合、写真のようにトーンが複雑なものを表現したい場合に向いています。
また、紙の強度を保ちたい場合にもおすすめです。
通常、彫刻した部分は元の紙色よりも薄い色合いになる場合が多いです。
レーザーカットの加工方式
レーザーカットは、レーザーの照射方法によって「固定式のガルバノレーザー」と「移動式のXYレーザー」の2種類に分けることができます。
加工する素材やデザインに合わせて最適な加工機で加工することで、紙に多様な表現を施すことができるのです。
| ガルバノ式 | XY式 | |
|---|---|---|
| 加工時間 | ガルバノミラーによって反射し、加工機の中央から照射 | レーザーヘッドがX軸とY軸上を移動し、真上から照射 |
| 加工時間 | 短い | 長い |
| 仕上がり | 中心から遠くなるほど、レーザーが斜めに入る | 均一にカットが可能 |
| 向いている加工物 | 大量生産される製品 紙やシールなどの薄い素材(1mm未満) |
繊細なデザインの製品 厚い紙や、厚物のアクリル・木材(1mm~) |

レーザーカットの対応素材
レーザーカットには、紙を中心に以下のような対応素材があります。素材に迷っている方や、紙以外の素材にもご興味がある方のご参考になれば幸いです。
紙・板紙
本記事で紹介している紙・板紙です。レーザーで切り抜いたり、彫刻したりすることで、普通の紙とは異なる、デザイン性の高い製品を生み出します。

段ボール
耐久性に優れており、レーザー加工で特別感のあるパッケージを作成できます。中芯と外紙の色が異なる特殊な「ファインフルート」という素材では、外紙を削りとることでユニークな表現が可能です。

PET・PP(シール基材)
PETやPPなどのシール基材にも対応しています。レーザーカットにより、まるでレースのような繊細な雰囲気のシールを作成できます。

アクリル
主にアクリルキーホルダー、アクリルスタンド、アクリルパネルなどの製品を切り出す際に使用されます。表面を削ることで、フロスト加工のような模様や文字を表現する彫刻加工も可能です。

木材
模様やロゴを刻印することで、温かみのある特別な製品を生み出すことができます。

ゴム
ゴム素材をレーザー加工で削り出すことで、オリジナルのハンコの印面を作成することができます。

レーザーカットが実現するアイデア製品
前述の2種類の加工を駆使することで、さまざまな製品にプラスの価値を与え、特別な作品にすることができます。
続いて、活用シーンを見ていきましょう。
切り絵の特別感を生かす!「切り絵御朱印」「切り絵カード」

冒頭に触れた切り絵御朱印は、2020年の登場以降、まだまだ流行中。
「12/31の夜から、数量限定300枚の干支切り絵御朱印」や、「地元のお祭りの3日間限定の記念御朱印」など、数量限定・期間限定でコレクター心をくすぐる魅力的な御朱印が販売されています。
また、御朱印をもじった「御城印」「御船印」なども登場しており、今後差別化するためにさまざまなバリエーションが登場してくると思われます。
この数量限定・期間限定の特性を生かして、例えば、
●観光やイベントのスタンプラリーをあえて切り絵カード集めにする
●施設の周年記念に月替わりの記念入場カードを販売する
など、その場所に行きたくなる仕掛けの一環としての、アートで特別感ある切り絵カードも集客・話題づくりにおすすめです。

また、レーザー加工×箔押し印刷でさらに美しい表現も可能。高級感をプラスした特別感のある御朱印に仕上げることができます。
◆切り絵御朱印について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
◆箔押しについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
エコで便利!何個あっても嬉しい「紙クリップ」

クリップといえば金属製が一般的ですが、レーザーカットで丈夫な素材を使えば紙でつくることもできます。
ファイバー紙という、丈夫で環境に優しい紙からできるクリップは、ただエコなだけではなく、分別せずにシュレッダーで破棄できたり、書き込みができたりと利便性も。
また、自由なデザインで作成することができるので、ロゴやキャラクターをかたどったノベルティ・販売グッズとしてもオススメです。
実は大手雑貨店などでも販売されている紙クリップ。機会があればぜひ文具コーナーを探してみてくださいね。
◆紙クリップについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
特別なご案内に!目に留まる特別な「変形DM」

普段のクーポン発行やお知らせはメルマガでも、会員様の誕生日や限定イベントなど、特別なご案内には受け取り手が嬉しい変形DMはいかがですか?
せっかくの特別なご案内がポスティングや他のDMに埋もれてしまってはもったいないですよね。
開くと飛び出すポップアップDMや、インテリアとして飾れる置き型DMなど、レーザーカットを活用したちょっと変わったDMは、開封率もアップ。
きっと受け取ったお客様の心を動かすことができます。
捨てるのが惜しくなる!特別な商品を包む「切り絵パッケージ」

製品パッケージは、包んでいる中身の印象を大きく左右します。
スリーブや外箱にレーザーカットを施すことで、中の箱の色を覗かせた、立体感のあるデザインが可能になります。また、製品を袋や透明なケースに入れることで、包装していながら中身を見せることもできます。実際の商品を見て選ぶことができるので、お客様が安心して購入することに繋がります。
商品を高級感のあるイメージに見せたい時には、レーザー加工×箔押し印刷で、より特別感を持たせることも。
捨ててしまうのが惜しくなるようなパッケージで、製品だけではなくブランドイメージの向上につなげることができます。
第一印象アップ!初対面の話題に困らない「切り絵名刺」
ビジネスシーンで初対面のご挨拶に欠かせない名刺は、第一印象を決める重要なツール。受け取った相手の印象に残りやすく、話題づくりにもなる「切り絵名刺」はいかがでしょうか?
会社名を切り抜いたり、顔写真を彫刻したり、自分にゆかりのあるものを入れてみたり。
真四角ではない、ちょっと変わった形にするのも印象的ですね。
交換する機会の多いものだからこそ、他の名刺とは違う特別な1枚を持っていることで会話のきっかけに。人見知りの方でも、もしかしたらちょっと名刺交換が楽しみになるかもしれませんよ。
もらって嬉しい!使いたくなる「アートなノベルティ」

カレンダー、しおり、クリアファイルといったノベルティの定番製品も、レーザー加工を施した紙で作成することで、もらって嬉しいワンランク上のノベルティに昇格します。
これらのノベルティは「使ってもらうことで目に触れる機会が増える」ことがポイントですが、だからこそ使ってもらえなくては意味がありません。
ひと目で「使ってみたい」と思うような、インパクトがあり普段使いしてもおしゃれなレーザー加工は、結果的に宣伝効果を高めます。
YPGのレーザー加工の特徴
活用イメージをふくらませていただけましたか?
YPGのレーザーカットは、お客様とその先の受け取り手のワクワクを大切にしながら、フレキシブルにご対応させていただきます。
少部数に対応
レーザーカットは1部からの少部数でもご対応可能です。例えば、
●企業の周年記念に、ビジョンやメッセージの文字を切り抜いたカードを社員分だけ作りたい
●50枚ずつデザインを変えたパッケージを作りたい
●月ごとに季節のデザイン感のあるDMを送りたい
といったご相談も承ります。もちろん、企画からのご相談も可能です。
トムソン加工よりもスピーディー
同じ抜き加工でも、トムソン加工の場合は抜き型をつくる期間が必要になりますが、レーザーカットは専用データを直接レーザー加工機に送りデータ通りにカットするので、型は必要ありません。ある程度のロットであればトムソン加工よりも短納期で仕上がります。
ただし、トムソン加工が型で一気に何枚も重ねて抜くのに対し、レーザーカットは1枚ずつカットしていくので、部数が増えてくると逆に時間と費用がかかる場合もあります。
デザインや材質によって、レーザーカット・トムソン加工それぞれの向き不向きがございますので、まずはお問合せいただけますと幸いです。
◆トムソン加工について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
加工に適した用紙やデザインをご提案
レーザーカットはとても魅力的な加工方法ですが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
例えば、高温のレーザービームを照射するので、紙の種類によって焦げてしまう場合があり、ご希望の用紙がある場合にはテストが欠かせません。また、焦げにくい紙を選んでもその紙に最適な時間とスピードで照射しないと、やはり紙が焦げてしまいます。
また、カットするデータは専用のソフトに取り込んで生成しますが、カットする部分が正確に反映されるようにデータの作り方にもルールがあり、正しく作成しないと絵柄が脱落してしまったりと、イメージ通りに仕上がりません。
加工を検討される場合には、仕上がりイメージを共有しながら実際にテストを行い、一緒にブラッシュアップさせていただければと思います。
加工を直接確認できる工場見学を承っています
少し長くなってしまいましたが、レーザーカットの魅力、少しでも感じていただけましたか?
「ここぞ!」という場面で有効に活用いただけるよう、ご相談いただいた際には弊社からもご提案させていただきます。記事の中で気になったアイデアがありましたら、ぜひご相談くださいませ。
「どんな加工になるのか、現物の事例を見てみたい」「加工を試してみたいデータがある」「レーザーカットの様子に興味がある」という場合には、工場見学も承っております。
スピーディーにカットしていく様子は、見るだけでも面白いですよ!
少しでも興味がございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。
レーザーカットについて詳しく知りたい
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