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「グリーンプリンティングマーク」はエコな印刷物のシンボル

「環境にやさしい」「エコ」「リサイクル」といったキーワードを色で表現すると、「グリーン・緑色」を連想される方が多いのではないでしょうか?確かに「グリーン・緑色」は自然をイメージさせ、森林や植物などに代表されるように"穏やかさ""安らぎ""生命力"を与えてくれる意味を持っています。

今回はグリーン色で葉っぱの形をしたグリーンプリンティングマーク(通称:GPマーク)についてご紹介します。

GPマーク.jpg

グリーンプリンティングマーク(GPマーク)とは?

グリーンプリンティング認定制度(略称:GP認定制度)は、2006年に一般社団法人日本印刷産業連合会が認定機関となり、環境に配慮した印刷工場、印刷資機材と印刷製品の総合認定制度のことです。製造工程の一部や紙などを対象にした従来の認証制度とは異なり、GP認定工場において印刷物の製造工程における企画、デザイン、製版、印刷、加工、デリバリーまでの工程の環境配慮と購入資材の環境配慮をクリアすることで、印刷物にGPマークをつけることができます。
GPマークはワンスター、ツースター、スリースターの3種類があり、製造工程と印刷資材の環境配慮達成度合いに応じて使い分けられます。

GPマークの種類.jpg

2023年1月現在のGP認定工場は443事業所、GP資機材登録製品は770製品あります。

詳細はこちら(一般社団法人日本印刷産業連合会サイトへ)

グリーンプリンティングとSDGsの関係

グリーンプリンティング認定制度をSDGsの観点からみると、SDGsのゴール12「つくる責任つかう責任」の目標達成に貢献することができます。またGP認定工場にて印刷物を生産することは、印刷物の調達においてサプライチェーンを通じてSDGsのゴール17「パートナーシップで目標達成しよう」に寄与することができます。

GPが対応するSDGsの目標.jpg

グリーンプリンティングとカーボンニュートラルの実現

世界的な地球温暖化防止への取り組みとして、日本政府は2050年のカーボンニュートラルの目標達成を宣言しています。印刷物を通じて脱炭素に向けた意識を促すことを目的に、YPGでは、2023年3月より印刷物が持つ一連のライフサイクルにおけるCO2(カーボン)の総排出量に応じて、クレジットを購入することで相殺(オフセット)する「カーボンオフセット」の取り組みを開始しました。

カーボンオフセットの仕組み.jpg

実質的にCO2の排出ゼロの印刷物を作成することができ、カーボンオフセット付バタフライマークを印刷物に掲載することができます。GPマークとカーボンオフセットの2つの認証マークを併用することで、より環境に配慮した印刷物を作成することができ、地球温暖化防止、CO2削減への貢献として、広報的な役割も期待できます
環境問題に向き合い、脱炭素社会の実現に向けて印刷物を通じて、社会全体がどう取り組むべきか考えるきっかけになってくれると幸いです。

さいごに

YPGでは、グリーンプリンティング認定を金沢本社工場と江東潮見工場の両工場にて認定を取得しています。GPマークには認定工場番号が入っているため、製作した印刷物のトレーサビリティの確保による社会的信頼が得られるように配慮されています。YPGに印刷物を発注することで費用をかけることなく、環境への取り組みをPRすることができます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

グリーンプリンティング認定証2種.jpg


YPGの「環境保全への取り組み」はこちら

  

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